専業主婦のヘルニア ギックリ腰 体験記
ヘルニアって辛いですよね!
私もその一人。初めて診断されてから7年になります。皆さんもご存知かと思いますが、ヘルニアにはこれだ!という治療法がありません。
そこでお医者さんの見解や接骨院の指導を通して自分が経験、体験した上でのヘルニアを少しでも楽にする方法などについて語っていきたいと思います。
【目次】
ヘルニア人生のスタート
これが原因でヘルニアになった!というスタートではありません。おそらく日々の生活の繰り返しの中でそうなってしまったのでしょう。
もともと腰痛持ちではありましたが、普通に薬局で購入したバンテリンの湿布などを貼って落ち着くのを待つ…みたいな感じでなんとかなっていたのですが、私、ペーパードライバーだった為に、どこに行くにも自転車移動。しかも結構な距離(4キロとか)を運転して用事を足すのが日常。
でもある日、自転車運転後に腰ではなく左でんぶに感じた事のない痛みが。しかも一時的にではなく継続的に。
1.近所の病院に行ってみた
これはおかしいと、まずは近所の何でも屋的な内科に。内科ですが外科との表示もあり、リハビリなんかもやっている病院。とりあえずレントゲンを撮ったら
「うーん、気持ち剥離骨折かな、腰の。でも気持ち程度だから湿布出します。」と理解に苦しむ見解。
2.整形外科に行ってみた
仕方なく日を改め、こちらでは一番大きい整形外科に行く事にしました。一番大きいとは、入院患者の受け入れ数と医者の人数。そしてヤブだ、ヤブだと言われている病院でもあります。
ですが、例えばどこかの総合病院に行ったところで、本当の重症患者でもない限りは、必ずこの病院にまわされると言ってもいい病院です。
なので、この病院に行くしかないわけで。この病院は自分で医者を選んで受付ができるので、人気のある医者は待ち時間が長く、不人気の医者は比較的早く呼ばれます。人気のある医者だと三時間待ちもザラ。不人気の医者でも、特に指定をしない患者さん請け負いになる為に、時間帯によっては混んでいます。
私は初めてだった為に指定なし、つまり不人気の医者が担当。かなり高齢のお医者さんでした。でも医者なので、どこが痛いか、どうして痛くなったか、どこまでの動きが可能か、カッケの検査などをして、まぁ湿布で様子をみましょうとの診断。
インサイドパップの湿布、ボルタレン(痛み止め)1日3回ずつを処方され帰宅しました。なんでもない感じではないと思うんだけどなぁ、という疑問で頭の中はてなマーク??だらけ。
3.病院から電話がきた!
帰宅後、気がつかなかったのですが携帯に何回も同じ番号から電話の着信が。全く知らない番号だったのですが、何回もかかってきているので、これは絶対に用事が、しかもかなり大事な用事では?と思い、今日の1日を振り返ってみると…いや、ありえないけどなぁ、と調べてみたら整形外科からの着信。
慌ててかけ直すと、今日担当したお医者さんが連絡を欲しがっていたと受付の人から言われ…。
先生と話をすると「足の指に力が入っていなかったからヘルニアの可能性があると思うので明日また病院に来て、MRIの予約をした方がいいですよ。」と。
4.また整形外科に行ってみた
受付をする際に昨日のお医者さんが今日は外来担当ではない事に気づき、とりあえず指定なしにすると、おそらく不人気の高齢のお医者さんが担当。
事情を話すと(昨日医者から電話がきた)急にキレ出して「医者が患者に電話するなんてありえない!あなたは何を言ってんだ」…と言われても本当に困る。
「…先生から電話来て」と説明しても信じてもらえず、看護師さんが電話をして確認すると「電話したそうです」と。
だからヤブって言われるんだと思い、「あー、こういうケースは普通ないからねぇ、ではMRI予約してくださいね」とは。疲れた。
5.MRI検査を受けてみた
腰部椎間板ヘルニアとの結果。左でんぶの痛みはヘルニアから来る坐骨神経痛。
6.担当のお医者さんが変わった
結果が出ると最初に担当したお医者さんが詳しいお医者さんに担当を変更しましょうと。良かった〜、人気のあるお医者さんが担当になりました。
人気があるお医者さんと言っても、その二人の高齢のお医者さんよりはいいかなって感じで。でも少なくともキレたりしないので、色々質問したりもできました(当たり前の事だと思うんだけど)
結果的にはヘルニアだろうが治療法はインサイドパップの湿布とボルタレンと変わらず。それと腰ベルトは腰の筋肉を弱める為に極力使用しない方が良いとの事。腰ベルトって使うと使わないでは大違いなんですけど、腰には良くないそうです。どうしても使うなら重い物を持つ時だけなど限定して使用してくださいとの事でした。ヘルニアは本人が痛いのか痛くないのかだけで、どうしても痛みがひどく耐えられないなら入院してブロック注射又は手術になる、以上って感じでした。
7.腰部椎間板ヘルニアと診断されて
何故かそう言われて数日後から、左でんぶよりも腰が痛くなり始め、足首のあたりも痛くなり始めましたが、毎日痛み止めと湿布をする事で、だんだん痛みは弱くなって行き、でも半年くらい薬も湿布も続けていました。
8.痛み止めの薬はやめる
人気のお医者さんに診察されても、病名がわかってからは変化はないか質問され湿布と痛み止めを処方されるだけ。それで三時間待ちでは、ますます腰も痛みが増すので、人気のない高齢のお医者さんの診察に変えて、待ち時間も短いし、診察時間も短い(2分くらいで終わる)の方にしました。早く終わり楽だったので、適当に特に説明もないので、そのまま出された痛み止めも痛くなくても毎日毎日飲み続けていたので、流石に少し不安になり、半年くらいして、意を決して人気のお医者さんの診察を受けたら、痛みもないのに痛み止めを飲み続けたらいけないと言われ(当たり前ですよね)薬はやめて湿布のみにし、更に半年くらいで毎日湿布をしなくても痛みはなくなり、その後も痛みのある時は湿布、それより痛みがあれば、その時だけ痛み止めという形に変えて、6年くらいの月日が過ぎて行きました。
9.ヤバイレベルのギックリ腰
ギックリ腰はこのヤバイレベルのギックリ腰を経験する前にも何回かはやってしまった事はありましたが、普通に湿布などを使い安静にして治るという感じでした。
しかしある年の一月、とても寒い日に普通に掃除機をかけていて、床の家具の奥の方をしゃがんで掃除して、パッと立ち上がっただけなのに「グキッ」という感じにギックリ腰。う、うう~っという感じに座り込み数分が経過。なんとか動けて歩けるようになり、大した事はなかったのかなぁと1日を割と普通に過ごしていましたが、深夜になり、気温が下がった廊下にリビングから出た途端、グワーンという感じの痛みが走り、壁に捕まって動けるようになるのを待ちました。
落ち着いたようだったので、その後なんとか就寝。朝になれば良くなっていると信じて…。
全く起き上がれなくなってしまいました。家族を大声で呼び、でも人に手を貸されても逆に痛いだけ。何度も痛みが走りながら一時間くらい時間をかけて起きあがり…。少し落ち着いて来て腰を90度に曲げながら歩く生活を3日続け、3日目にやっと腰を曲げる角度がマシになったところで整形外科に行こうか?でもたぶん痛み止めと湿布が出されて、それでも良くならなければ入院と言われるだけだろうな。
10.接骨院に行ってみた
近所の接骨院に行ってみる事にしました。徒歩5分くらいのところを15分くらいかけて。車に乗るような姿勢も出来なかった為歩くしかなかったのです。
初接骨院。
今まで行かなかったのは、逆にヘルニアが悪化しそうなイメージだったから。
評判は聞いていただけに、ものすごく詳しく話を聞いてくれ、説明もしてくれました。ヘルニアでも骨を押すわけではないので大丈夫との事。
一時間以上かけて電気治療、超音波治療、マッサージを受けると施術後すぐに腰はまっすぐに!痛みも全くというほどありませんでした。こんな事があるなんて神か?と思いました。しばらくは毎日、良くなってきたら回数を減らして通ってくださいという事。
この時は4回くらい続けて通い、その後は数回で全く痛みもなくなったので、これからは何かあっても接骨院に行けば大丈夫なんだ!良かった良かったと思っていました。
11.一年後今度は軽めにギックリ腰
しかし、やはり冬の寒い時期にはギックリ腰になりやすいようで。ほぼ一年後の同じ時期に、またギックリ腰に。今度はタイツをはこうとしただけ。でも幸いに?立った姿勢のままだったので、そのままの姿勢を保ちながら接骨院に直行。
前回ギックリ腰をしてから、時々車の運転を始めていたので、今回は車で。
同じような施術の他に今回から腰に4枚シールを貼ってくれました。何なのか聞いたところ「ファイテンっていう血行を良するテープです」と。施術後歩けるようになり運転して帰宅しました。
「ファイテンパワーテープ×30」
12.なかなか良くならない
前回ギックリ腰をした時には接骨院に行けば全て解決すると思っていましたが、今回はすぐに普通に生活できるようになったものの、痛みがひかないし、何度もギクッとしてしまうし、腰がパンパンに常に張っているし、おかしいなと思いながらも2週間接骨院に通っていました。
そのうち良くなるし焦らないでと言われても、どうもおかしい。
13.整形外科に行く事にした
事態が事態なので、人気のお医者さんに受診。ギックリ腰で2週間も痛みがあるのはおかしいと言われてMRIを予約。
レントゲンもすぐに撮りましたが、何か飛び出てる感じしない?とお医者さんに言われて。ヘルニアかもなぁと。
14.結果を聞きに行ってきた
やはりギックリ腰きっかけの腰部椎間板ヘルニア。しかも前回とはまた別の箇所。最悪です。でも唯一の救いは7年前のヘルニアは自然に完治していた事。やはりヘルニアって治るものではあるんですね、びっくり。
この日から、また痛み止めのボルタレンを1日3回とインサイドパップの湿布での治療。月一回通院になり、薬と湿布をもらうだけなので。また人気のないお医者さんの外来に行き続けています。
15.ファイテンパワーテープ
接骨院にギックリ腰で行った時に、ファイテンシールを腰、背中に6枚くらい貼ってもらったのですが、その時は全く効果がありませんでした。そもそもギックリ腰ではなく、ヘルニアだったから。
接骨院の方は「単純だから貼ってすぐに効いて腰痛が治った」と言うので、貼ってもらった他にも購入しましたが、使う事はないまま保管。
16.ファイテンパワーテープの効果を実感
ある日、腰ではなく前日に歩き過ぎた為にふくらはぎがつるような痛みがあり、あのシールもったいないから貼ろうかなと。貼って数分で痛みがひいてしまいました!本当にびっくり。
ん?これって腰にも効くんじゃないかな。ギックリ腰直後はヘルニアを発症したから効果がなかったけど。
湿布は絶対に必要なので、湿布を貼っていない箇所に貼ってみると、痛みがなくなるというよりも腰が明らかに軽くなる!びっくり。貼るのと貼らないのでは全然違います。ファイテンのホームページをみたら腰などに貼る大きいサイズのものもあり、そちらも速攻で注文しました。
「ファイテンチタンテープ×30伸縮タイプ 7×10cm」
この使用方法が正しいかはわかりませんが、少なくとも私は救われたというレベルに効果がありました。ファイテンのネックレスはフィギュアスケートの羽生選手も使っていますよね。いつもスケートをする時に邪魔じゃないのかな?あのネックレス…と思ってみていましたが、邪魔よりも効果が上回るんじゃないかと思います、今は。とにかく軽くなるという表現が一番合っていると思います。腰の張りも抑えられます。絶対におススメです。それと腰ベルト(特におススメのメーカーはありません。どの腰ベルトも同様な効果があると思います)は朝起き上がる時の腰の負担が大きい(ずっと寝ている姿勢から起き上がるので、伸びていた筋肉が急に縮まる感じ)ので毎朝その時だけは使用しています。
最後に
この先もギックリ腰をしないように、ヘルニアを悪化させないように、他の箇所もヘルニアにならないように更なる良品をみつけて、少しでも楽な生活を送れるように日々努力です。